Silver Rain

2007年5月9日

テレビはほとんど見ないが、(音楽関係と)ボクシングは別。ボクシングと,当時ペルージャの中田選手のために、WOWOWに加入したということもあり、月曜日の午後8時からはじっくり観賞する。ただ、自分のひいきのボクサーが強敵と戦うというときには、恐くて試合を観ていられない。先日のデラホーヤの試合もそうだった。わざと見ないで(というより見れなくて)終わり頃になって結果だけ見た。KOされなくてよかった。こういうのはボクシング・ファンとはいえないのであろう。

他方、最近はP★リーグというボーリング番組をよく見ている。BSで日曜の午後7時30分からとかやっているので、見ている閑などはないが、HDプレーヤーが自動的にすべて録画してくれるので、まとめて観る。いずれにしても、こういうのを、にやにや見ているのは、私がオジンになった証拠であろう。調子に乗って数日前、ボーリング場に出かけてやってみたら、1回目が120点ほど、2回目には140点以上出た。中学校時代が空前のボーリングブームだから結構やっていたのだ。毎日、これを続ければ、200点ぐらいは行くのではないかとも思う。自宅の地下にボーリング場とプールがあればいいのになあと思う。

今日は、連休仕事をしたので自分へのご褒美ということで、3枚のCDを買った。マーカス・ミラーの最新版(少し前に、シルバーレインを聴いて本当に素晴らしいと思った)、マイルス・デイビスの遺作「ドゥーバップ」と、ボビーウィトロックのIt's About Timeの3枚。まず、ボビー・ウィトロックから聞く。感涙。オジンでも頑張らなければと思う。オジンにはオジンの味がある。

立花隆の『天皇と東大』も下巻に入る。滝川事件の部分の記述はすこぶる面白い。岩波現代文庫松尾尊兌氏の本も大変な労作だが、さすが超一流のジャーナリスト、読ませる。それにしても、滝川という人はスゴイ人だったことが分かる。平野龍一先生が戦後は「滝川一色になる」と予想しただけある。ドイツ刑法学のコピーだったと言われることもあるが、あの時代の中でそれを貫けたことが驚異だ。それにしても、滝川事件は同時に慶應義塾にとっての汚点でもあることを知る。