One After 909

2006年12月1日

名曲・名演というわけでもないが、何度も何度も聴いてしまう曲がビートルズのOne After 909である。初期の曲でボツになったのを(歌詞の内容もたんなる語呂合わせに過ぎないように思える)解散間近のときに演奏したものということらしい。それでも、ボーカルのハモりとか、ベースラインが飛び跳ねるようですごいところとか、間奏のうまさ(こういうのをメジャーペンタというのだっけ、とにかく難しい)とか、かしゃかしゃいうドラムとか、聴きどころが満載。

こういう演奏を聴いていると、好きなときに、気の合う仲間たちと思いきり大きな音を出してバンド演奏できる環境があったら、どれだけいいだろうと思う。

ちなみに、高校当時バンドでやっていたのは、Back in the USSRとか、While my guitar gently weepsとかである。なつかしい。

来年1月に恒例の高校の同期会コンサート(いつもライブハウスを借り切る)が予定されている。何しろ、世界的なブルースギタリスト牧野元昭はじめ、同期にその道のプロ数人がいるので、いつもレベルは高い。そこで、数曲演奏しないかと誘われている。どうせおふざけなのだからかまわないようなものの、生返事をしたままになっている。昨年の今ごろ、牧野やドラマーの石倉啓邦とともに、志木高校全校生徒の前で演奏したときのことは、あまりに恥ずかしい思い出で、笑って思い返せるようにはまだなれない。

One After 909を聴きながら、広大な農家のガレージでバンド演奏する自分を夢想する。人生が二度あれば、いいんだけれどね。