Never Be the Same

2008年4月13日

ドイツから帰国して1か月以上が経過。新学期の授業を1週間分やったが,非常に身体にこたえた。1つの原因は,1週間前の土曜に食べた皿うどんの具(サンドウィッチマン風にいうと,「死んで間もない魚介類」)にあたったのではないかと思うが,消化器をやられ,絶不調であったこと。ちょうどこの前,ドイツで書いた教科書の(大量の)ゲラが出てきたところであるが,ゲラとゲリとゲロに悩まされたというわけだ。汚くてめんご。

昨日は,午前中に,三田で法科大学院と学部の医事法の授業をして,波長の合う人間2人と食事をした後,夕方に帰宅できたので(そういえば,むかし小坂忠の曲で「夕方ラブ」という傑作があったなあ。いうまでもなく,ユーガッタラブとかけている),最近購入したマウンテンバイクを駆って家を出た。

京王多摩川から是政駅を経由して府中まで走ろうとしたが,是政駅近くで車道を横切ろうとして,スピードを出しすぎたため,前輪のブレーキ(のみ)を強めにかけたところ,後輪が飛び上がって一回転し,地面に投げ出された。大けがをしなかったのが不思議だし,車が来ていたら事故になっていたところだが,不思議なことに付近には通行人1人いない(マンションの部屋の窓から見ていた人がいるかもしれない)という状況で,「ははは,ドッキリカメラですよー」とつぶやき,1人照れ笑いをしながらその場を走り去った。さすがにミヤタのマウンテンバイク。ブレーキは本当によくきく。普段は後輪のブレーキをかけるようにしなければならないのであろう。

そこから,府中に行くのはやめにして,京王多摩川方向にもどり,調布のパルコに行くことにした。本屋に行っても,これ以上本を買うのはお金を捨てるようなものであることは分かっている。自宅の書斎にも大学の研究室にも読みたいと思って,読んでいない本がおそらくは3桁の数で存在する。最近,音楽CDは,買っても,1回通して聴けばよい方だ。勉強机の下には,1曲目だけしか聴いていないというようなものが何十枚とありそうだ。

しかし,調布パルコの山野楽器で見つけてしまったのは,ジェイ・グレイドンが仲間のミュージシャンと14年前に日本で行ったコンサートのDVDである。7000円以上したが,買ってしまう。画質も音質も良くないが,超一流の連中の音楽はやはりよい。名曲「ロクサーヌ」も演奏している。DVDプレーヤーの電源を切るときに,偶然,BSのある番組で日本のバンドが演奏している様子が写った。ロクシンの総論教科書と,安平政吉の教科書ぐらいの差異がそこには存在する。

お前の授業は,前者と後者のどちらに近いかと問われると,後者に近いのは明らかだ。それでも,何とか体調だけは整えて,来週の授業を頑張ることとしよう。